メキシコの安定王者ソーサが、またも防衛回数を伸ばした。20日(現地時間)メキシコシティで挙行されたWBC世界L・フライ級タイトルマッチは、王者エドガル・ソーサ(メキシコ)が挑戦者カルロス“シャンガイ”メーロ(パナマ)を5回2分47秒TKOで下し、9度目の防衛を果たした。
頻繁に試合をこなす“戦う王者”ソーサ(29)が日本で高山勝成に挑戦したメーロ(27)を磐石な内容で撃退した。この日メキシコの格闘技の殿堂「アレナ・メヒコ」はファンに無料開放されたため、会場は超満員(キャパは14,590人)。観衆の声援を受けるソーサがメーロのボディー、顔面へ小気味よいブローを決めてリード。王者のスムーズな攻撃を受け、パナマ人はガードを余儀なくされる。
3回あたりからメーロは、高地ファイトが影響したのか、口を開けるシーンが目立つ。4回、右マブタを切ったソーサだが、冷静に対応。そして5回、強烈な左レバー打ちでメーロに膝をつかせ、再開後、連打でストップに持ち込んだ。ソーサは、これで36勝20KO5敗。「いままで一度もKO負けがないメーロをストップできてうれしい。体重がきついので、クラスを上げることも頭にある」。敗れたメーロは19勝2KO9敗。
同じリングで行われたWBCユース・ライト級戦は、王者レネ・ゴンサレス(ニカラグア)がレイジェス・サンチェス(メキシコ)に6回負傷ドローで防衛成功。
0 件のコメント:
コメントを投稿