2011年10月1日土曜日

西岡とマルケスともに計量合格 ロマゴンの相手はオーバー


 明日に迫ったラスベガスのWBC世界S・バンタム級戦は9月30日、会場のMGMグランド・ボールルームで計量が行われ、両選手が一発でクリアーした。
 王者・西岡利晃(帝拳)はリミット122ポンド、挑戦者ラファエル・マルケス(メキシコ)は121ポンド。西岡はコンディションのよさをうかがわせる表情で、日本からも駆けつけたファンの声援に応えた。マルケスを間近で見て西岡は「フェザー級の時よりも大分締まってはいる」と感じたという。
 一方のマルケス側、ダニエル・サラゴサ・トレーナーは西岡について「安定していて偉大なチャンピオン。でも私は日本のボクサーの弱点をよく知っているよ」とニヤリ。「マルケス兄弟とは現役時代の私とよくスパーしていたんだから」とも明かし、サウスポーとの対戦も問題なしとした。
 また、今回西岡はグラント社製のグローブを選んだ。これまではメキシコ・レイジェス社製のものがおなじみだったが「フィット感がある。一番いいグローブかな」(西岡)と気に入っている様子。本田明彦会長によると、拳を傷めにくくするため、マルケス戦に向けた練習段階から試していたのだという。マルケスはレイジェス製を使用する。
 同じリングで行われるWBA世界L・フライ級戦だが、こちらは計量でハプニング――。挑戦者のオマール・ソト(メキシコ)が規定体重をつくれず、再計量をしても結局3ポンド・オーバーの111ポンドを計測。もしソトがゴンサレスに勝利したとしても、王座は空位となる。

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