2010年7月31日土曜日

マルケス、ディアスとも計量パス

 昨年09年の最高試合のリマッチとして注目されるフアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)-フアン・ディアス(米)の公式計量が30日午後(現地時間)ラスベガスで行われ、マルケスが133ポンド1/2(60.55キロ)、ディアスがリミットの135ポンド(61.23キロ)で無事にパスした。マルケスのウェイトは前回のメイウェザー戦より約4キロ軽い。
 争われるベルトはマルケスの保持するWBA世界ライト級“スーパー”王座とWBO世界ライト級“正規”王座。ディアスも元ライト級3冠統一王者で、試合のグレードは高い。
 同じリングで挙行されるWBO世界ミドル級王座決定戦は無敗対決。ダニエル・ジェイコブス(米)が159ポンド(72.12キロ)、ディミトリ・ピログ(ロシア)が160ポンド(72.57キロ)を計測。またS・ライト級10回戦として行われる元王者対決はロバート・ゲレロ(米)が138ポンド1/2(62.71キロ)、ホエル・カサマヨール(キューバ)が138ポンド(62.6キロ)だった。

リナレス、明日ロッキー・フアレス戦

 明日31日(現地時間)ラスベガスのマンダレイベイ・イベントセンターで強豪ロッキー・フアレス(米、28勝20KO6敗1分)と対戦するフェザー級、S・フェザー級前2階級制覇王者ホルへ・リナレス(帝拳、28勝18KO1敗)が前日計量を無事にパスした。リナレスのオフィシャル体重は132ポンド1/2(60.1キロ)。フアレスは132ポンド(59.87キロ)だった。
 10回戦で行われる試合は空位のWBAフェデラティン(ラテン連盟)ライト級王座がかけられる。ライト級のリミットは135ポンドだが、この一戦の契約体重は133ポンド。結果と内容次第で、リナレスはライト級へ進出するか、S・フェザー級にとどまるかを決断するという。ちなみに主催者のゴールデンボーイ・プロモーションは、リナレスに対し、明日メインで戦うフアン・マヌエル・マルケスとの対戦オファーを出している。

2010年7月30日金曜日

内山、2度目の防衛戦は5位ムクリスと

 WBA世界S・フェザー級チャンピオン、内山高志(ワタナベ)の2度目の防衛戦が今日正式に発表になった。王者は9月20日さいたまスーパーアリーナ コミュニティーアリーナで5位のロイ・ムクリス(インドネシア)の挑戦を受ける。 ムクリスは23勝18KO(2敗2分)と高いko率を誇る23歳。WBCインター、PABAの2冠を保持し、WBCでも3位に位置している。内山陣営は暫定王者ホルヘ・ソリスとの王座統一戦を第一の目標にして交渉してきたが折あわず、上位から声を掛けてムクリスが挑戦者に決まった。 また当日はOPBFライト級王者・三垣龍次(M.T)が金井アキノリ(姫路木下)との防衛戦。さらにキャンセルとなった福原力也の同S・フェザー級王座決定戦も調整中。チケット等の問い合わせはワタナベジムまで 03-5449-3278

2010年7月29日木曜日

祟られたS・フェザー級戦 福原も相手欠場でスパーのみ


 28日後楽園ホールのメインカードに予定されていた福原力也(ワタナベ)のS・フェザー級10回戦は、対戦相手のヤコブ・エルーカ(インドネシア)が負傷で出場できないため、キャンセルとなった。
 この日のメインは当初東洋太平洋S・フェザー級王者川村貢治(ワタナベ)対1位グレグ・イーディー(豪)のタイトルマッチとして行われるはずだったが、まず川村が眼疾のため王座を返上して欠場。代わりに同僚の福原がイーディーと王座決定戦に出場することになった。しかし、イーディーも出場を辞退したため、福原とエルーカのノンタイトル戦に変更されていた。ところが、エルーカは来日こそしたものの、途中で足を捻挫したことが判明し、試合に出られるコンディションではなかった。このため、試合は中止となり、福原は同僚のWBA世界S・フェザー級王者内山高志とのスパーリングを披露して来場のファンに主催者はお詫び。=写真=
 結局この日はセミファイナルに予定されていたS・ウェルター級8回戦がメインカードに昇格し、前日本&東洋太平洋王者の柴田明雄(ワタナベ)が渡辺浩三(斎田)から3回にダウンを奪って3-0判定勝ち。復帰戦を飾っている。

大毅VS坂田発表 9.25東京ビッグサイトで

 亀田大毅-坂田健史のWBA世界フライ級タイトルマッチが28日、東京・赤坂のTBSにて正式発表された。亀田大-坂田戦は前王者デンガオセーンへの挑戦権争奪など紆余曲折の末に、9月25日東京ビッグサイトで挙行される。
 一般ファン公開の会見に出席した大毅と坂田。大毅は「いつか対戦するんじゃないかな、という感じだった。運命なんじゃない」と因縁の対戦について語った。坂田を「4度防衛した強いチャンピオン」と持ちあげつつも「(試合は)接戦にはならない。判定でもKOでも」と自らの圧勝を予告。一方の坂田も大毅の発言を受けて「運命だったんじゃないですかね、本当に」と今回の実現に感慨深げなコメント。こちらは「12ラウンドを想定して練習している。流れで早く終わるかもしれないし、長くなるかもしれない」と大人の発言だった。
 また会見ではプロモーターの金平桂一郎・協栄ジム会長に「亀田史郎氏の入場を認めるのか」という質問が飛び、同会長は「誰というわけではなく」と断りつつ「JBC、JPBAが認めた人物以外は管轄エリアに入れない」と語った。同会長によると、すでにJBCにプロモーターとして安全管理に取り組むための“誓約書”を提出したのだという。史郎氏は先日の亀田兄弟の試合で、控え室に入った行動が問題視されていた。

2010年7月28日水曜日

金沢で日中親善試合 中岸の復帰戦も

 「日中交流親善試合」と題した興行が8月29日、金沢市の石川県産業展示館2号館で予定されている。中国から9選手を招いて、対抗戦を行うという。中国選手が日本のリングに上がったのは過去にもあるが、9人ものプロが一挙に出場は初めてであり、異例の興行となる。メインは先頃戸高ジムから古巣カシミジムに戻った中岸風太の復帰戦。日本側は、比国からカシミジムに移籍したジョナサン・バート(バンタム級)、アルゼンチン国籍のネストール・ウーゴ・パニャンガらも出場する。
 主催のカシミジム樫見直幸会長によると、中国選手は、主に大連、昆明の選手で、「戦績に合わせて、対戦者を決めた」という。国家代表級はいないようだが、「これをきっかけに、本格的に中国とボクシング交流に取り組みたい」と仕掛人の樫見会長は意欲を燃やしている。当日は午後2時開場、3時第一試合ゴング。
 当日のカードは以下の通り(右側は中国)。
Fe級6R  中岸風太(カシミ)-段富斌 
B級8R   ネストール・H・パニャンガ(カシミ)-林国偉
B級8R   ジョナサン・バァアト(カシミ)-馬一鳴
Fe級6R  塩川勝久(トヤマ)-李雷
Fe級6R  村瀬将司(畑中)-毛益君
MM級4R  上浜ロジー(カシミ)-楊超
B級4R   佐々木功(岐阜ヨコゼキ)-劉涛
L級4R   藤丸英和(畑中)-佟昆霖
SB級4R  丹羽惇己(コパン星野)-王興華

9.24西岡-ムンロー戦決定 リナレス、ロマゴン、亀海も出場

 西岡、再び指名挑戦者を撃退だ――WBC世界S・バンタム級王者西岡利晃(帝拳)の5度目となる防衛戦が、1位レンドール・ムンロー(英国)を相手に、10月24日(日)東京・両国国技館で行われることが決定し、27日主催の帝拳プロモーションが記者会見を開いて発表した。
 王座獲得後4連続KOをマークして日本人世界王者の記録を更新中の西岡(34)。「本人にはプレッシャーになるが、5連続KOを期待したい」(浜田剛史・帝拳ジム代表)という声が上がるのも当然だが、西岡は「指名試合といって、特別意識することはない。しっかりと自分を作り上げて、必ず勝ちます」とあくまでマイ・ペースだ。KOについては、「いつもそうですが、KOは狙ってできるものではないと思っています」と前置きしつつ、「でもチャンスは必ずくるので(その時は)絶対に逃さない」。狙いはしないが、最後はKO……という結果になることを期待したいものだ。
 指名挑戦者として初来日するムンロー(30)は、これまで21勝9KO1敗。「サウスポーのファイター。手がよく出る」(試合映像を観た葛西裕一トレーナーの話)。サウスポー同士の対戦となるが、ムンローが予想通り積極的に出てくるのであれば、またあの必殺モンスター・レフトが炸裂する可能性も高くなる? 西岡の戦績は、ムンローの倍以上の43戦36勝23KO4敗3分。
 試合はWOWOWが昨年に続いて「WOW FES!」の一環として行い、無料放送を予定している。また豪華なサポーティング・カードも用意され、帝拳ジムの同僚、ホルヘ・リナレス(元世界フェザー、S・フェザー級王者)と、亀海喜寛(日本S・ライト級王者)が相手未定ながら出場することが決まっている。さらに、WBA世界ミニマム級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)も、タイトル戦か無冠戦かは未定だが、15ヵ月ぶりに日本のリングに上がることになっている。
 なお、リナレスは今月31日(日本時間8月1日)ラスベガスで強豪ロッキー・ファレス(米)との10回戦を予定している。この試合の模様は、当日のメイン、フアン・マヌエル・マルケス-フアン・ディアスのWBA&WBO世界ライト級タイトルマッチとともに、8月2日夜8時からの「WOWOWエキサイトマッチ」でタイムリー・オンエアされる予定。=写真は記者会見でポーズをとる西岡と左は前座に出場する亀海=

山口&林田両元王者の引退試合 長井TKO勝ち

 渡嘉敷ジム所属の元東洋太平洋L・フライ級王者林田龍生さん(30)と、同じく元東洋太平洋級王者山口真吾さん(30)の引退記念試合が26日夜後楽園ホールで催された。
 この日のメインはS・バンタム級の8回戦。日本同級7位の長井祐太(勝又)が、比国バンタム級12位のモニコ・ラウレンテ(比)に6回2分57秒TKO勝ち。立ち上がりから左フックを好打して優勢に進めたが、単発だったこと、さらにラウレンテもしぶとく応戦したこともあり、ズルズルと回を重ねる。しかし終盤回に入り、長井の右がラウレンテの顔面を直撃すると、比国選手大きくのけぞり、ここで福地レフェリーが早めのストップをかけ、試合終了となった。長井はこれで25勝16KO4敗3分。対するラウレンテは18勝3KO7敗。
 セミの前には林田、山口の両元王者がそろって引退セレモニーに臨み、1ラウンドのスパーリングを披露した。最終試合が11ヵ月前の山口さんと、5年前に引退して今はお寺で修行中の林田さんとでは体型が違うのも仕方ないが、それでも両者とも元気に3分を動いた後で、儀式の10カウントを聞いた。

2010年7月25日日曜日

松田ジムの3選手がタイ相手に白星 刈谷市夜の部結果

 25日愛知県刈谷市産業振興センターあいおいホールにて行われた昼夜興行の第2部「SUPER FIGHT28」には松田ジムの日本ランカー3人が8回戦に出場し、それぞれタイ人を相手に勝利を飾った。
 メインイベントに登場した日本ライト級1位 川瀬昭二(松田)はスウィットレック・ソータナビニョーを相手に6R1分24秒KO勝ち。防御に徹する時間の長い相手に、パンチを当てながらも攻めあぐんでいる印象の川瀬。6Rに奪った最初のダウンは、スウィットレックが押されてロープに座る様な形のところでカウントが取られたが、再開後は連打からの右ショートで再びダウンを奪うと、スウィットレックは立ち上がったがファイティングポーズを取らず、テンカウントが数えられた。また4R終了時には、川瀬の右グローブが破損し、交換するという珍事もあった。
 日本L・フライ級3位の佐野友樹(松田)はペッチジョムトーン・ソータナビニョーを6R51秒TKOで降した。2Rに2度、3Rに1度ダウンを奪い、最後はアッパーの連打でペッチジョムトーンが膝を着くと、レフェリーはそのままストップした。
 タイ国フライ級3位のペッチパンボーン・ソータナビニョーと対戦した日本S・フライ級7位の松浦克哉(松田)。お互い激しくボディを叩き合ったが、終始前に出てロープへと追った松浦が押し切った。採点は80-74、79-73、79-75。
 バンタム級で行われたもう一つの8回戦は、モービル・マーチン(中日)が丹羽賢史(グリーンツダ)に判定勝ち。採点は79-73、79-74、78-74。
 また9月5日に東洋太平洋フライ級タイトルへの挑戦が決まった有富康人(松田)がリング上から決意表明を行った。≪S≫

ロサダJrがTKO勝利 ティファナで4地域タイトル戦


 メキシコ・ティファナで24日(現地時間)WBC傘下のFECARBOX(カリブ連盟)戦が4試合行われた。
 メインのS・ライト級戦は地元の王者アントニオ・ロサダJr(メキシコ)が同国のウーゴ・エルナンデスに4回2分54秒TKO勝ちで防衛。WBC20位にランクされる20歳の若武者ロサダは、この日のプロモーター、バハ・ボクシング代表アントニオ・ロサダ氏の息子。ホープは戦績を23勝20KO無敗とした。エルナンデスは11勝10KO2敗。
 バンタム級戦は同じく地元の王者ダビ・デラモラ(メキシコ)がエルビス・ガルシア(コロンビア)を終始圧倒したが倒せず、12回判定勝ちで防衛。スコアは3者とも120-108。WBC10位デラモラは21勝14KO無敗。
 S・フェザー級戦はこれも地元のマービン・キンテロ(メキシコ)がジャン・ソテロ(コロンビア)に5回KO勝ちで空位のベルトを獲得。WBC20位のキンテロは20勝16KO2敗。
 一方、暫定王者決定戦として行われたライト級戦はアントニオ・セルバンテス(メキシコ)が同国のアライン・エルナンデスに10回1分5秒TKO勝ちを収めた。(文・写真=三浦勝夫)

亀田兄弟&井岡全員勝つ




 25日、大阪府立体育会館第1競技場で行われた「トリプル世界前哨戦」は、亀田兄弟&井岡一翔の3人全員が勝利した。
 トップバッターで出場した大型ルーキーの井岡(WBC世界L・フライ級10位)はフィリピン・フライ級8位アルバート・アルコイに9回1分57秒TKO勝ち。過去4戦と比べて井岡はバランスに欠け、しつこくパンチを強振してくるアルコイに手を焼いたものの、6回にラッシュの場面をつくり相手を弱らせると、7回にはワンツーからの連打でのけぞらせ、8回にストップ寸前のチャンス。迎えた9回に右を当てたところで主審のストップを呼び込んだ。
 続いて登場した亀田大毅(WBAフライ級王者)はロセンド・ベガ(メキシコ)からダウンを奪った末に10回判定勝ち。この日の大毅は相手を誘いながら左をつく戦い方。ガードを落としたスタイルから右ブローをよく決めたが、3回にダウンを奪った後は、ベガを攻め崩すことはできず。ジャッジ全員がフルマークをつける勝利で次戦の坂田健史(協栄)戦へとつないだ。
 トリを務めた亀田興毅はセシリオ・サントス(メキシコ)を2度倒し4回49秒KO勝ち。右ジャブをよく突き、きびきびとした動きの興毅は2回に左ボディーフックをカウンターし最初のダウンをマーク。4回またもサントスのボディーにパンチをまとめて倒し、10カウントを効かせた。興毅は3月にポンサクレックに初黒星を喫して以来の再起戦を飾った。写真はKO勝ちの兄・興毅㊤と、判定勝ちの弟大毅

坂井が宇野にTKO勝ち 刈谷市昼の興行結果

 25日、愛知県刈谷市産業振興センターあいおいホールにて行われた昼夜2部興行の第一部「GET THE VICTORY」のメインイベント、フェザー級8回戦は坂井允 (鈴鹿ニイミ)が、東洋太平洋王者時代の長谷川穂積に挑戦経験のある宇野寿修(薬師寺)に4R35秒TKO勝ち。
 初回、左フックでダウンを奪った宇野だが、ダウン後の加撃で2点の減点を課せられる。再開後に連打でダウンを追加し、優勢に試合を進めていた宇野。しかし4回開始早々、坂井の左フックがカウンターで一閃。ダウンから立ち上がった宇野だが足元が定まらず、浦谷レフェリーに抱き抱えられた。
 前戦5月の後楽園ホールでは敗れた坂井だが、ブランクから復帰した昨年は3戦3勝(3KO)。うち2試合が逆転KOと、その試合はいつもエキサイティングで面白い。
 セミファイナル、51.1kg契約の6回戦では昨年度の全日本フライ級新人王で、日本フライ級12位にランクされる佐々木章人(緑)が出場。同じく昨年度の中日本S・フライ級新人王の鶴見旭(三津山)と対戦し、判定勝ち。採点は58-57が2人と59-56。
 開始から豪快に左右を振るう鶴見のパンチを佐々木は冷静にブロックし、鶴見のスイングが止んだところで連打をまとめる。鶴見の全力スイングは、ブロックの上からでも佐々木の身体を揺らすほど強烈であったが、前に出るのも正確なヒットも佐々木。ポイント差以上に差のある内容だった。≪S≫

東洋大が2部に昇格 関東大学入替戦

 アマチュアボクシング関東大学リーグの入替戦が25日神奈川県体育センター(神奈川・藤沢市)で行われ、今季リーグ戦一部最下位の日本体育大学は2部優勝中央大学を6-3で下し、2部への入れ替えを阻止した。また2部最下位の大東文化大学は3部優勝の東洋大学に1-6で大敗し、3部に転落。昨年部員の不祥事で1部から一気に3部に転落した東洋大学は順当に2部に戻り、来年さらに1部昇格を目指すことになった。

カルデロン-セグラ統一戦  世界L・フライ級

 軽量級屈指の好カードが実現に運ぶ。L・フライ級の王者同士イバン・カルデロン(WBO、プエルトリコ)-ジョバニ・セグラ(WBA、メキシコ)が2冠を懸けて対決することが決まった。試合は8月28日、カルデロンの地元プエルトリコ、グアイナボで行われる。
 カルデロン(35歳)はWBO世界ミニフライ級王座を12度守った後、同J・フライ級王座を6度守っている名王者。34勝6KO1分無敗と、非力を指摘されるものの、テクニックとディフェンスに優れたサウスポー。米国では過去10年間のこの2つのクラスの最高選手という高評価もある。
 対するセグラ(28歳)は対照的に荒々しいパワーヒッターとして王座に君臨。カンチーラとの再戦で獲得したタイトルをいずれも前半のKOで飾り、堅守している。24勝20KO1敗。
 試合の詳細は近々発表されるが、使用グローブに関して、契約書に記される米国エバーラスト社製ものをセグラ側はメキシコのレイジェス製に変更したいと主張している。

2010年7月24日土曜日

ダウン応酬、シュメノフ初防衛


 米カリフォルニア州レーモアで23日(現地時間)行われたWBA世界L・ヘビー級戦は王者ベイブ・シュメノフ(カザフスタン)が挑戦者2位ヴァチェスラフ・ウゼルコフ(ウクライナ)を3-0判定で破り、初防衛を果たした。
 戴冠戦のカンピーヨ戦が論議を巻き起こす判定だったシュメノフ。初回、31歳の挑戦者が放った左フックでダウン。しかし3回終了直前、右で倒し返し、一気にペースを手中にする。以後、王者は声を発しながらパンチを繰り出し、右を上下にクリーンヒット。消極的なウゼルコフを何度か追い込み、勝利を不動のものとした。公式氏コアは118-112が2者に117-109でシュメノフの勝ち。
 ラスベガス在住のシュメノフ(26歳)は10勝7KO1敗。ウゼルコフは初黒星で、22勝15KO1敗。=PHOTO/SUMIO YAMADA=

亀田兄弟&井岡一翔計量 與毅の相手は減量失敗

 亀田兄弟と井岡一翔が出場する「トリプル世界前哨戦」の計量が24日、大阪市内で行われた。
 L・フライ級戦は井岡が48.9キロ、対戦者のアルバート・アルコイ(比)が48.4キロでパス。53.0キロ契約10回戦はWBAフライ級王者の亀田大毅とメキシコのロセンド・ベガともにリミットちょうどでクリアした。
 明日のトリを務める亀田興毅(前WBCフライ級王者)も契約体重の52.5キロをつくったが、対戦者のセシリオ・サントス(メキシコ)が何と53.9キロの失態。1.4キロもの超過に計量会場は騒然とした。結局、協議のすえ試合の契約体重が53.9キロに引き上げられることになった。グローブハンデもなしで、JBC(日本ボクシングコミッション)によると、サントスが当日計量で58.2キロ(+8%)を超えると試合は成立しないということを確認したという。

2010年7月23日金曜日

リナレスがロスで初練習

 今月31日、ラスベガスで強敵ロッキー・フアレス(米)と10回戦を戦う元WBCフェザー級&WBA・S・フェザー級王者ホルへ・リナレス(帝拳)が22日(現地時間)最終調整地ロサンゼルスでジムワークを行った。
 当地のホープ、ホセ・エルナンデスとの5ラウンドのスパーでは途中ダウンを奪うなど熱のこもった攻防を披露したリナレス。相手のフアレスの印象を「とてもテクニカルなボクサーで、KOされたことがない。左フックと右ストレートは要注意」と評価。そして「ジャブを使い、距離を取って対処したい。KO決着はむずかしいかもしれないから、スピードを生かして判定勝ちか」と自ら展開を予測。そして「勝ったら、もう一度世界チャンピオンになるため、いい時間が訪れるだろう」と語っている。
 ラスベガスはオスカル・ラリオス(メキシコ)を倒してフェザー級王座を獲得したゲンのいい場所。だがリナレスは「フアレスはラリオスよりもずっと洗練されている選手。今回の試合の方が数段困難なファイトになる」と気を引き締めている。
(三浦勝夫)

2010年7月22日木曜日

勝てば挑戦権 9.5「最強後楽園」決勝戦発表

 今年が3回目となる日本プロボクシング協会の主催行事、日本タイトル獲得トーナメント「最強後楽園」の決勝戦は9月5日後楽園ホールで予定されているが、その記者発表が22日後楽園飯店で、出場選手らが出席して開かれた。今回行われる7階級の決勝カードは下記の通り(丸囲み数字は日本ランク)。
MM級 ①ブンブン東栄(一力)vs.②田中教仁(ドリーム)
F級  ②吉田拳畤(ワタナベ)vs.③小林タカヤス(川島)
B級  ①臼井欽士郎(横浜光)vs.④岩佐亮佑(セレス) 
Fe級 ①木原和正(ウォズ)vs.②上野則之(ワタナベ)
L級  ⑥小出大貴(緑)vs.⑧中森宏(平仲)
W級  ⑥下川原雄大(角海老宝石)vs.⑧渡部あきのり(協栄)
M級  ②氏家福太郎(新日本木村)vs.⑤胡朋宏(横浜光)
 各級優勝者はそれぞれ来年のチャンピオンカーニバルで日本タイトルに挑戦する権利を獲得する。昨年の優勝者からはすでに佐藤洋太、亀海喜寛、チャーリー太田の3王者が誕生しているだけに、王座に接近しつつある出場各選手たちも意欲満々。ミニマム級フィリピン国籍の強豪ブンブン東栄が片言の日本語で「絶対勝ちます」と言えば、相手の田中は「倒して勝ちます」。注目の2人の不敗新鋭は、「この大きな壁を乗り越えないと先はないので、頑張ります」(岩佐)、「日本タイトル挑戦が大きな目標なので、勝って上に上がりたい」(胡)と、やや控えめに抱負を語った。また15連続KOの日本タイ記録を持つ渡部は、「自分らしいボクシングをして、会場を盛り上げたい」と、タイトル挑戦の機会に張り切っている。この日一番威勢のいいコメントはライト級の小出。「今度も喧嘩のつもりで思い切っていく。殴り倒して勝ちたい」。対戦相手の中森は残念ながら欠席だった。
 指定S席12,000円から立ち見席5,000円まで4種のチケットは8月初旬発売。問い合わせは日本プロボクシング協会(電話03-3812-7447)もしくは後楽園ホール(電話03-5800-9999)へ。




31日フアレスと対戦 リナレスが渡米


 今月末にラスベガスで強豪ロッキー・フアレス(米)との重要試合に臨む元世界フェザー、S・フェザー両級世界チャンピオン、ホルヘ・リナレス(帝拳)が21日夕、成田空港から元気に渡米した。田中繊大トレーナーの他、東洋太平洋フェザー級王者松田直樹、弟ノカルロス・リナレスが同行している。=写真は成田空港の”チーム・リナレス”=
 31日(日本時間8月1日)同地で対戦するフアレスは、シドニー五輪銀メダリストで元アマの世界王者。プロでも5度の世界戦を経験し、勝つことはできなかったものの、多くは接戦を演じている。しっかりした技術を持ち、特にガードの堅いフアレスを崩すのは簡単ではなさそう。それでもリナレス自身は「今回は左のスピード・ジャブでプレッシャーかける。相手の左がいいので気をつける。でも、チャンスがあったらKOするよ」と例によって強気のコメント。田中トレーナーも「相手は右が強く、パンチを合わせてくる。でも、ホルヘの距離でボクシングできれば、大丈夫」とリナレスに期待している。
 本田会長によると、リナレスはこの試合の後、10月に日本で世界ランカーと対戦した上で、来年初めにも王座奪還を狙って現WBA世界S・フェザー級王者内山高志に挑戦――という計画という。
 試合の模様は日本時間8月2日のWOWOWエキサイトマッチで録画放映される。

38年前東京でアリと対戦 フォスター死去

 元世界ヘビー級のトップ・コンテンダー、マック・フォスターさんが19日朝、カリフォルニア州フレスノで、うっ血性心不全のため死亡した--と地元紙が伝えている。享年68歳。ベトナム戦争に従軍した際の後遺症――外傷性ストレス症候群にも悩まされていたという。
 海兵隊のチャンピオンから66年プロ転向。187センチ、96キロと当時のヘビー級では標準サイズだったが、強烈な左フックと“ビッグマック・ザ・ナイフ”の愛称で知られた。デビュー以来24連続KO勝ちをマークして注目されたものの、70年に人気選手ジェリー・クォーリーに倒されて初黒星。その後立ち直ったところで、モハメド・アリの来日第一戦の相手に指名された。1972年4月1日、日本武道館で行われたノンタイトルは、アリと15回を戦い抜いたものの3-0判定で完敗を喫した。終身戦績は30勝6敗、勝ちはすべてKOによるものだった。
 76年に引退してからは、地元フレスノで後進を指導し、ボランティア活動にも熱心だったという。夫人と9人の子供を残して、フォスターさんはこの世を去った。

韓国で死亡事故 フライ級戦敗北の裵

 7月17日に行われた鄭眞碕(チョン・ジンギ)VS裵基錫(ペ・ギソク)の韓国S・フライ級王座決定戦は、鄭が8ラウンドTKO勝ちし空位の王座についたが、この試合で敗れた裵が、試合終了後に脳内出血の疑いで入院したものの助からず、20日午後4時に亡くなった。
 裵は釜山生まれの23歳。ボックスレックの記録によると、03年にデビューし、15戦して7勝7敗1分の全レコードで、7敗のうち5敗はKO・TKOによるものだった。過去2度来日歴があり、06年には坂田健史に5回TKO負け、昨年には金城智哉(ワタナベ)に4回KO負け。ラスト・ファイトを含み3連続KO負けだった。写真は鄭に倒される裵=PHOTO/KOREA RING=

2010年7月21日水曜日

帝拳に8人目の王者 佐々木、スイコに逆転勝ち

 亀海-塩谷戦と同じリングで行われたOPBFスーパー・ライト級タイトルマッチは、1階級下げて王者ランディ・スイコ(比)に挑戦した佐々木基樹(帝拳)が12回を戦って2-1判定勝ち。昨年世界挑戦が決まって返上するまで保持していたウェルター級に次いで2本目のOPBFベルトをゲットした。
 「負けたら引退」と公言してリングに上がった佐々木は、10回までは決定打こそ受けないものの、王者スイコに追い上げられて苦しい展開。4、8回終了後の公式採点でもやや劣勢だった。顔は腫れ、鼻血を流すなど、疲労の色も濃くなり、このまま判定負けか……というペース。しかし運命を切り開いた10回、打ち合いで左フックを強打すると、これがカウンター気味にスイコの顔面を直撃。大きくフラついたところにすかさず追撃の左フック。王者もたまらずダウン。これは終了ゴングまで時間がなかったが、11回も猛攻してポイントを奪い、逆転に望みを繋いだ。
 スイコもよく踏み留まり、最終回も佐々木に応戦してKO負けを拒否。判定は、日本の浦谷、安部の2人が115-113で佐々木の勝利を支持したのに対し、オラロ副審は逆に114-113の1点差でスイコの勝ち。スプリット・デシジョンで佐々木の手が上がった。 この瞬間、帝拳ジムは世界王者西岡らに佐々木を加えて、現役8人目のチャンピオン誕生となり、自己記録を更新した。
 前座の結果は次の通り--。S・バンタム級8回戦は、石本康隆(帝拳)が小泉雄大(川島)に3-0判定勝ち。S・ライト級8回戦で、外園隼人(帝拳)が韓国S・ライト級3位の朴賛熙(韓国)に4回1分56秒TKO勝ち。ミドル級6回戦では、ホルヘ・リナレスの弟カルロス・リナレス(帝拳)が韓国ミドル級2位・呉必勝を5回1分49秒でTKO。87kg契約の4回戦では、米国でデビューした元格闘家の三浦広光(帝拳)が白坂貴昌(BMB)に2回右強打で2度のダウンを奪いこの回1分50秒TKO勝ちで日本デビュー戦を飾った。同じくバンタム級の4回戦では、昨年度全国高校総体準優勝の喜久里正平(帝拳)が札ノ辻哲(岐阜ヨコゼキ)に判定勝ちでプロ・デビュー戦を飾っている。

亀海楽々V1 日本S・ライト級戦

 20日夜後楽園ホールで行われたダブルタイトル戰、勝ったのはいずれも帝拳勢だった。メインの日本S・ライト級戦は、王者の亀海喜寛(帝拳)が同級5位・塩谷智行(レパード玉熊)に4回1分45秒TKO勝ちで初防衛に成功した。ガードを固める挑戦者を崩すのにやや難航した亀海。それでも、ガードの空いたわき腹に左フックを巧打し続け、4回に一気に猛攻。ボディー、顔面と上下に打ち続けると、塩谷は防戦一方に陥り、土屋主審がストップをかけた。
 これで亀海はデビュー以来16連勝14KO不敗。

2010年7月20日火曜日

福原の相手も変更、試合は無冠戦に

 28日後楽園ホールで予定されていた東洋太平洋S・フェザー級王座決定戦は、WBA同級11位福原力也(ワタナベ)と対戦するはずだった同級1位グレグ・イーディー(豪)がケガのため欠場となり、福原とインドネシア同級8位ヤコブス・エルーカとのノンタイトル戦に変更になった――と20日主催のワタナベジムから発表された。
 当初予定されたのは川村貢治(ワタナベ)-イーディ戦だったが、川村が眼疾のためタイトルを返上。福原が代役として出場し、試合は決定戦として行う予定だった。しかしイーディも来日できず、またもカード変更となったもの。福原にはとんだ肩すかしとなったが、ワタナベジムはこの試合を「OPBF前哨戦」としており、福原が勝てば、改めて同級王座決定戦に出場させるという。

2010年7月18日日曜日

前王者安田が再起宣言

 前日本バンタム級チャンピオンの安田幹男(六島)が17日、再起を宣言した。安田は6月20日に地元大阪で山中慎介(帝拳)の挑戦を受け、これに7回TKO負け。初防衛に失敗した後「(今後については)しばらくゆっくり考える」としていた。
 この日ジムを訪れた安田は「もう一度頑張ります。自分に自信を持って、世界を目ざしてやります」と伝えた。連休明けの20日からジムワークも再開するという。

ホープ木村、比国でバナルにKO敗

 17日、フィリピン・タグビラランシティのリングに上がった木村隼人だが、WBA世界バンタム級4位のAJ・バナル(比)に5回1分59秒KO負けを喫した。
 横浜さくらジムの木村は韓国を主戦場に戦い、これまで韓国王座やWBOアジア・パシフィックのタイトルを獲っている21歳のホープ。今回はWBOアジア・パシフィックのバンタム級王座がかけられていたが、21勝17KO1敗1分のバナルの前に涙をのんだ。木村の戦績は16勝11KO3敗。

スーパーファイトは成立せず? メイウェザー側から回答なし

 注目のスーパーファイト、マニー・パッキアオ(フィリピン)-フロイド・メイウェザー(米)戦が今回も流れる公算が大きくなった。
 パッキアオを擁するトップランク社ボブ・アラム・プロモーターは11月13日に試合が実現するよう、米国西海岸時間7月17日午前0時(東海岸時間午前3時)までにメイウェザー側に回答を迫っていた。しかし時限までに返答は届かなかった。
 これによりアラム氏は11月13日のパッキアオの相手にミゲール・コット(プエルトリコ)あるいはアントニオ・マルガリート(メキシコ)を抜擢する方針を固めた、といわれる。コットなら昨年に続く再戦。マルガリートは先週、ネバダ州にライセンス申請を申し出たが、公聴会で拒否され、米国リング再登場の道を閉ざされている。
 パッキアオ側は問題となった血液検査など、メイウェザーが要求する条件をすべて呑むことでサインを迫ったが、かわされたかたち。今のところ、この大物対決は実現しても来年2011年という見方がされる。

レベコ、大関一郎をTKO! WBA・Lフライ級暫定防衛

 17日(現地時間)アルゼンチンのメンドサで行われたWBA世界L・フライ級暫定戦は、王者フアン・カルロス・レベコ(亜)が挑戦者アルマンド・トーレス(メキシコ)に5回TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。
 挑戦者のトーレスは元世界王者ヘルマン・トーレス(大関トーレス)の甥で、日本では大関一郎のリングネームでファイトした選手。初回終盤、右カウンターをヒットしたトーレスだが、2回から地元のレベコが積極的に仕掛けてリード。3回、レベコの右ストレートでトーレスはダウン。ここを凌いだが、5回、王者の強烈な右で横転。続行に応じたが、追撃で劣勢に陥り、コーナーからタオルが舞った。TKOタイムは2分28秒。
 レベコ(26歳)は25勝15KO1敗。トーレス(29歳)は13勝8KO7敗。

モンティエルKO防衛

 モンティエルが予想通り磐石の強さを発揮し、統一王座を守った。17日(現地時間)メキシコ・チアパス州トゥストラグティエレスで行われたWBC&WBO世界バンタム級戦は王者フェルナンド“コチュリート”モンティエル(メキシコ)が挑戦者ラファエル“トリート”コンセプシオン(パナマ)を3回KOで下した。
 静かな立ち上がりの後、2回早々モンティエルの左でコンセプシオンがダウン。芸術的な左カウンターでダウンを追加したモンティエルに対し、パナマ人は抱きつきを繰り返し、減点1。右目尻が腫れた挑戦者に3回、モンティエルの右が炸裂。ロープ際に失神したコンセプシオンを見て、主審はノーカウントで試合を止めた。KOタイムは1分7秒。
 快勝したモンティエルにはノニト・ドネア(米)とのビッグマッチが計画されている。

前王者大久保TKO再起

 前東洋太平洋フライ級チャンピオンの大久保雅史(青木)が17日、後楽園ホールで再起戦。ノーランカーの山口桂太(八王子中屋)に7回2分34秒ストップ勝ちした。
 大久保は序盤から右クロスや左ボディーをコツコツと当て続けた。ダウンこそ奪えなかったが、ていねいな戦いぶりで試合を一方的に進め、7回に浦谷主審がこれまでとストップしたもの。戦績を17勝6KO3敗1分とし「もっと手数を出したかったですけど」とコメントした。この日はS・フライ級契約で行われたが「(動きは)フライ級のほうがいいかも。身長が高いという特性もフライ級だと生かせるし」(大久保)。有吉将之会長は日本ランカーとの対戦を希望していた。
 セミでは野口ジムの丸山有二(日本バンタム級7位)が佐藤祐太(ワタナベ)のしつこい攻撃に苦しみながらもワンツー、体を預けられた時のアッパーでポイントをアピール。77-75が2者に78-75のスコアで勝利した。

2010年7月17日土曜日

水谷、ベルトに届かず WBA女子暫定王座決定戦

 WBA女子世界スーパー・フェザー級暫定王座決定戦は17日韓国の忠南清道・礼山郡で行われ、日本の水谷智佳(宮田)が出場したが、金孝玟(キム・ヒョンミン=韓国)と10回を戦って3-0判定負け。王座獲得はならなかった。
 いずれも中立国から起用された3人のジャッジのスコアは、99-91(ニュージーランド)、99-92(比国)、98-92(比国)と大差がついていた。

ジュダー、サンタクルス倒す

 元S・ライト級、ウェルター級世界王者ザブ“スーパー”ジュダー(米)-元WBCライト級暫定王者ホセ・アルマンド・サンタクルス(メキシコ)の10回戦が16日(現地時間)米ニュージャージー州ニューアークで行われ、ジュダーが3回TKO勝ちを飾った。
 8ヶ月ぶりのリングとなったジュダーは、03年以来のS・ライト級での試合。メイウェザー、コットなど世界戦で負けが込んだジュダーだが、その強打はさび付いていなかった。リードして迎えた3回、サウスポーのジュダーが放った左アッパーが見事にサンタクルスのチンに炸裂。リング中央に叩きつけられたサンタクルスは辛うじて立ち上がったが、追撃を食らいストップされた。タイムは2分33秒。
 ジュダー(32歳)はこれで39勝27KO6敗。今後は“バッドボーイ”を返上して激戦区S・ライト級で王者を目指すと宣言している。サンタクルス(29歳)は28勝17KO5敗。 

モンティエルとコンセプシオン、計量パス


 現地時間の明日17日、メキシコ・チアパス州トゥストラグティエレスで挙行されるWBC&WBO統一世界バンタム級タイトルマッチの公式計量が16日現地で行われ、王者フェルナンド“コチュリート”モンティエル(メキシコ)-挑戦者ラファエル・コンセプシオン(パナマ)ともリミットの118ポンド(53.52キロ)で、無事パスした。
 この試合の審判構成はレフェリーがロバート・バード(米国ネバダ州)、ジャッジはネイザン・パルマー(米)、ルーベン・ガルシア(米)、ウィリアム・ブッドフー(カナダ)。スーパーバイザーはWBCがビスマルク・モラレス、WBOがルイス・ペレスとなっている。
 同じリングではWBC女子ストロー級戦、WBCメキシコ・ストロー級戦などが組まれている。
 テレビ中継はメキシコ、米国、パナマへ放送される。

2010年7月16日金曜日

11年アマ世界選手権はバクーに変更 AIBA実行委決定


 AIBA(国際アマチュアボクシング協会)は15日、来年(2011年)の世界選手権大会の開催地を当初予定の韓国・釜山からアゼルバイジャン共和国のバクーに変更したと発表した。モロッコのマラケシで9日から11日まで3日間にわたり開催されていた臨時実行委員会で正式決定した。韓国側の事情で開催が困難になったことから、変更されたもの。バクーは例年のプレジデントカップ、そして今年の世界ユース選手権大会に続く大規模国際大会の開催地となる。
 実行委員会では、2012年の女子世界選手権大会を中国の重慶で開催することも決定している。同年のロンドン五輪では史上初の女子ボクシングが3階級で行われるが、この直前に開催される世界選手権大会が、唯一の五輪代表選考試合を兼ねるとしている。
 一方男子の五輪代表は世界5地域で予選を行って決めるが、その開催地も決定しており、アジア予選はカザフスタンの首都アスタナで開催されることになった。写真はモロッコの実行委員会に出席したAIBAの役員たち。 =PHOTO/AIBA=

モンティエル防衛戦間近 相手はコンセプシオンに戻る


 紆余曲折を経て、WBC&WBO世界バンタム級王者フェルナンド“コチュリート”モンティエル(メキシコ)が防衛戦を行う。期日は明後日17日(現地時間)、場所も予定通りメキシコ・チアパス州トゥストラグティエレスだが、挑戦者はラファエル“トリート”コンセプシオン(パナマ)が務める。
 当初、コンセプシオンは統一王者の相手に内定していたが、WBOバンタム級暫定王者エリック・モレル(米)にスイッチされ、今月1日にはメキシコシティで記者発表会が開催された。しかし先週、モレル側が練習中の負傷を理由に辞退することに(実際は敵地メキシコ行きを拒否したためといわれる)。急きょ、再びコンセプシオンが抜擢された。
 15日、トゥストラグティエレス市で行われた記者会見で両者は次のように抱負を語った。
モンティエル「コンセプシオンは失うものは少なく、勝って得るものは絶大。だから危険な相手だ。初回から突進してくるに違いない。でもロスモチスで実行したトレーニングは素晴らしいものだったので、土曜日はタイトルを守り、スペクタクルなファイトを提供できるでしょう」
コンセプシオン「フェルナンドはハートがある選手。これは私にとり、大きなチャンスだから開始とともに勝利に向かって全力を傾ける。モンティエルのスタイルは私とかみ合う」
 計量は現地時間明日16日、同市のホリデーイン・ホテルで挙行される。(写真提供=サンファー・プロモーション)

高山、杉崎快勝そして波乱も-角海老ボクシング

15日、後楽園ホールの“角海老ボクシング”、メイン8回戦は、ウェルター級9位の高山樹延(角海老宝石)が高桑和剛(輪島)を3回レフェリーストップに破って12連勝(5KO)をマークした。高山は右アッパーを振るった高桑に右ショートフックを合わせてダウンを奪い、厳しい追撃でストップした。
 またセミ8回戦は、杉崎由夜(角海老宝石=S・フェザー級6位)が藤沢一成(レパード玉熊)に重厚なプレスをかけ、3回右ストレートでダウンを奪い、さらにダウンを追加したところでタオルが舞っている。
 S・ライト級8回戦で波乱。8位坂本大輔(角海老宝石)はノーランクの大川泰弘のアタックに後手。カウンターも取り切れずにラウンドを進めると、5回にバッティングで切った右目上の傷が悪化して7回負傷判定に。3-0で大川の手が挙がった。
 フェザー級8回戦は荒井遼晴(角海老宝石)がダウンを挽回して渥美博文(横浜光)に2-0判定勝ち。フライ級8回戦は青野弘志(角海老宝石)が上野隼(本田)に7回負傷判定負けしている。

2010年7月15日木曜日

1位長瀬、前哨戦で生田に判定勝ち

 日本S・ライト級1位の長瀬慎弥(フラッシュ赤羽)が14日、後楽園ホールで生田真敬(ワタナベ)に8回判定勝ちした。「タイトル前哨戦なので完勝したかったけど…」長瀬本人も認める苦闘だった。生田に脚を使われ、これを追う展開。なかなか効果的なパンチをあてられず、フラストレーションの募る内容に、3-0(77-76、77-75、78-75)で勝利を支持されたものの笑顔はなかった。それでも06年以来2度目のタイトル挑戦にむけ、やる気をみせていた。18勝9KO3敗2分。
 またセミは日本フェザー級ランカーのズリ・カンナン(レイスポーツ)が渡邉卓也(青木)に判定勝ち。
そのほかの8回戦の結果は村中優(フラッシュ赤羽)が奈須勇樹(角海老宝石)に6回TKO勝ち、横枕敬治(フラッシュ赤羽)は田中稔大(角海老宝石)に7回負傷判定勝ち。

新人王菊地、石垣破る 元王者冨山は初回KO

 13日夜、後楽園ホールのメイン8回戦には昨年全日本Sライト級新人王の菊地祐輔(新日本仙台)が出場。元日本ランカーの石垣栄(平仲)に3-0判定勝ちした。立ち上がりの菊地はファイター型で迫る石垣の左フックを浅く食う場面もあったが、サウスポー・スタイルから速い左ストレートを飛ばしては動き、しだいにポイント差を広げていった。最終8回には左ストレートでだめ押しのダウンをマークし、スコアは79-74に78-74が2者。新人王戦後2試合目で対戦するにしては相手の石垣は難敵と予想されたが、東北のホープはこれをクリアしてみせた。
 セミでは元OPBF王者の冨山浩之介(ワタナベ)がノーランカーうすい祐介(石川)に初回KO勝ち。狙いすました右ストレートでまず倒すと、さらにダウンを追加して決めた。

2010年7月12日月曜日

亀田三男、和毅がユース・インター王座獲得

 10日メキシコ・グアダラハラで行なわれたWBCユース・インターコンチネンタル・S・バンタム級王座決定戦(10回戦)に出場した亀田和毅(亀田)は、アルトゥロ・カマルゴ(メキシコ)に3-0判定勝ちを飾り、新チャンピオンとなった。
 亀田プロに入った連絡によると、和毅は中盤にあわやダウンのチャンスがあったが、タフな相手にねばられKO機を逸した。判定は大差の3-0だったという。
 タイトルは世界ユースのインター版で、和毅は「世界ユース王座獲得」を今年の目標に掲げている。この勝利で和毅は15連勝11KO負けなし。 

ドネアはメキシカンに快勝 WBA暫定S・フライ級

 ロペス-コンセプシオン戦と同じプエルトリコのリングで行なわれたWBA世界S・フライ級暫定タイトルマッチは、王者ノニト・ドネア(米)がエルナン・マルケス(メキシコ)の挑戦を8回レフェリー・ストップによるTKOで撃退し、昨年獲得した暫定王座の初防衛に成功した。
 最初の4ラウンズをサウスポーで戦ったチャンピオン、その後は本来のオーソドックスで進めた。こちらの方が好結果に繋がったようで、5回にマルケスをダウンさせると、8回にもアッパーを決めて2度目のダウンを奪う。マルケスは立ち上がったが、レフェリーはそれ以上試合を続けさせず、ストップを宣告した。
 これでドネアは24勝16KO1敗、一方のマルケスは2度目の敗北(25勝18KO)。
 写真は挑戦者をダウンさせるドネア=PHOTO/SUMIO YAMADA=

ファンマ、倒し、倒され、また倒す WBOフェザー級

 軽量級の人気王者2人が出場のダブル世界タイトルマッチが11日プエルトリコのサンファン郊外ハトレイで行われ、いずれもチャンピオンがTKO勝ちし王座を守っている。
 WBO世界フェザー級タイトルマッチは、地元の人気王者フアン・マヌエル・ロペスが、同級5位バーナベ・コンセプシオン(比)と派手な倒し合いの末2回2分37秒TKO勝ち。初防衛に成功した。初回、ロペスは早々とコンセプシオンをダウンさせたが、終了間際に逆に左フックを浴びてダウン。スリリングな攻防となった。しかし次の2ラウンド、ロペスの強打が爆発し、コンセプシオンを2度倒したところで、ルイス・パボン・レフェリーが試合をストップした。
 これでロペスは29連勝26KO負けなし。次は9月18日にラスベガスで1位ラファエル・マルケス(メキシコ)とのビッグマッチが内定している。負けたコンセプシオンは28勝15KO4敗1分。
 写真は2回、ファンマの強打を浴びてロープ際に吹っ飛んでダウンするコンセプシオン=PHOTO/SUMIO YAMADA=
ドネアの記事は別掲。

4年半ぶり再戦 ツニャカオ、大場を3-0撃退


 11日、名古屋国際会議場で行われたOPBFバンタム級タイトルマッチは王者マルコム・ツニャカオ(真正)が挑戦者WBC5位の大場浩平(大一スペースK)に3-0判定勝ちし、初防衛に成功した。
 試合はサウスポーのツニャカオがシャープなブローを飛ばしてリード。大場が飛び込みボディーを打ってきてもカウンター、リターンパンチを忘れず、ポイントをピックアップしていった。今回はオープンスコアリング方式で行われ、大場は劣勢を自覚しながらの戦いとなったが、最後までこれといった場面をつくりだすことができなかった。 ダウンシーンはなく、スコアはジャッジ3者が116-112。約4年半ぶりのリマッチを制したツニャカオは「もう一度世界チャンピオンになる」と笑顔をみせた。大場は痛い初黒星。

2010年7月6日火曜日

リナレスがフアレスと重要戦 31日ラスベガス

 元世界フェザー&S・フェザーの2階級チャンピオン、ホルヘ・リナレス(帝拳)が今月31日(日本時間8月1日)、ラスベガスで重要試合に臨む。世界戦を6度も経験しているベテラン、リカルド“ロッキー”フアレス(米)と対戦することになったのだ。
「フアレスはスピードがあって強い」と、リナレスは相手の力量を認め、OPBFライト級王者の三垣龍次(M.T)、日本ライト級前王者近藤明広(日東)らを帝拳ジムに招いて、スパーリングを重ねている(写真は6日、近藤とのスパーから)。
 試合はフアン・マヌエル・マルケス-フアン・ディアスのWBA&WBO世界ライト級タイトル戦のアンダーカード10回戦として行われ、契約ウェイトはライト級とS・フェザー級の中間に当たる133ポンド。リナレスには、WBA世界S・フェザー級王者内山高志に挑戦の話もあるが、フアレスに勝てば、ライト級に上げて3階級制覇に挑む道も開ける。「どちらがベターか、今度の試合が終わってから、決めたい」とリナレスはいっている。フアレスはシドニー五輪銀メダリスト。28勝20KO6敗1分。
 なおリナレス-フアレス戦は、翌日(8月2日)WOWOWエキサイトマッチで放映される予定だ。

2010年7月4日日曜日

カサレス左一撃TKO勝ち

 名城戦から2ヶ月弱で初防衛戦のリングに上がったWBA世界S・フライ級王者ウーゴ・カサレス(メキシコ)が3日(現地時間)メキシコシティ近郊トラルネパントラで挑戦者13位エベラルド“シワ”モラレス(メキシコ)に7回TKO勝ちを飾った。
 今回が5度目の世界挑戦になるベテラン、モラレスは出だしからワイルドなパンチを放って対抗。しかしカサレスは左右にスイッチしながらシャープなパンチを決めてリード。打ち合いで左マブタをカットしたが、モラレスも右目から出血。ヒットを重ねた王者は7回、左カウンターを痛打。倒れたモラレスは立ち上がったものの、ダメージが色濃く、主審がストップをかけた。タイムは1分。
 カサレスは32勝23KO6敗2分。モラレスは34勝23KO13敗2分。
 同じリングではアナ・マリア・トーレス(メキシコ)がオルガ・フリオ(コロンビア)に4回TKO勝ちでWBC女子S・フライ級王座を守った。

カサレス計量パス


 名城信男からベルトを奪取したWBA世界S・フライ級王者ウーゴ・カサレス(メキシコ)が3日(現地時間)、同国のエベラルド・モラレスを相手に防衛戦に臨む。前日2日、会場のメキシコシティ近郊トラルネパントラ市で計量が行われ、カサレスがリミットの115ポンド(52.16キロ)、モラレスは52キロちょうどでパスした。
 オフィシャルはレフェリーがマーケン・ネルソン(米)、ジャッジはカーラ・カイース(米)、リカルド・ダンカン(パナマ)、オクタビオ・ロドリゲス(パナマ)という構成になっている。

訃報 吉川・元京浜川崎ジム会長死去

 京浜川崎ジムの元会長、吉川昭治氏が3日午前2時、川崎市内の病院で亡くなった。72歳だった。死因は心不全とされているが、関係者の話によると、がんとの闘病生活を送っていたという。
 吉川氏は千葉県出身。京浜ジムからデビューし、6回戦選手として引退すると、1965年に京浜ジム川崎支部を設立。後に京浜川崎ジムとして独立した。日本王者2人--ジョージ・カーター(ミドル)、八木賢二(ライト級)と、東洋太平洋王者、畑山隆則(S・フェザー級)を手がけた。一方で「業界の暴れん坊」「策士」としても知られ、たびたびボクシング界を騒がせた。平成8年には事件を起こして逮捕起訴されると、コミッションから資格停止処分を受け、これに反発して裁判に訴えたことも。ジム代表をとし子夫人に譲ってボクシング界の表舞台から姿を消した後は、郷里の千葉県小見川町の町議を2期務め、同町が近隣合併で香取市となってからも、市議を1期務めていた。
 元同ジムのマネジャーとして長く故人とつきあいのあった平野・横浜さくらジム会長は「私が独立してジムを持ってからも、何ひとつ困ることがなかったのも、吉川会長のおかげです。業界では珍しいほど弁が立ち、文才があった。頭のいい人でした」と吉川氏の死を惜しんでいた。
なお葬儀は下記の通り営まれる。
通夜  7月6日(火)18時より
告別式 7月7日(水)13時より
式場 ナリコー セレモニー 香取ホール (千葉県香取市小見川1675-1・電話0478-83-4194 )
 喪主は妻のとし子さん

松田、佐藤とも防衛 ダブル東洋戦

 3日夜後楽園ホールで行われたダブルOPBF(東洋太平洋)タイトル戦は、いずれも帝拳ジム所属のチャンピオンが韓国の挑戦者を撃退しベルトを守った。
 ミドル級は、佐藤幸司が同級8位の尹仁栄を3回につかまえ、コーナーで右フックをたたきつけると、挑戦者もろくも崩れ落ち、そのまま10カウントを聞いた。佐藤は12月に鈴木哲也に勝って取り戻した同王座の2度目の防衛に成功した。
 メイン格で行われたフェザー級戦は、松田直樹が同級5位の蘇晶錫に3-0判定勝ちでこちらは初防衛に成功。勝利は文句なしだが、内容はいまいち。4回に右の捨てパンチから左フックの返しのカウンターを決める場面があったが、その後も攻勢を続けたものの、単発に終わり、サウスポーの挑戦者を崩し切れないまま回を重ねた。「自分のボクシングが全然できなかった。恥ずかしい」と、会場のフアンに謝っていた。試合前に腰痛を起こしていたこともあり、コンディションはベストにほどとおいものだった。公式スコアは島川(日本)119-111、崔(韓国)115-114、そして主審のアバインザ(比国)118-110でいずれも松田の勝ち。
 なお前座の8回戦では、WBC世界フライ級12位の五十嵐俊幸(帝拳)が比国のレクソン・フローレスを初回ボディー一発で沈めてKO勝ちしている。

2010年7月2日金曜日

モンティエル-モレル戦決定

 挑戦者は誰かで、情報が飛び交っていたWBC&WBO世界バンタム級王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)の防衛戦が正式決定した。1日(現地時間)メキシコシティのホテルで開催された記者会見で、モンティエルはWBO暫定王者エリック・モレル(米)と対戦することが発表された。期日は予定通り7月17日。場所も当初アナウンスされたメキシコ・チアパス州トゥクストラグティエレスで行われる。
 モンティエルはラファエル・コンセプシオン(パナマ)との防衛戦が内定と報じられたが、モレルの線も消えなかった。もしパナマ人を選択していれば、WBOは王座を剥奪し、モレルが正規王者に昇格する噂もあっただけに、今回の決定には2冠を守ろうとするモンティエルの決意が感じられる。
 「日本で快挙を成し遂げた後、メキシコのリングに立てるのは、この上ない喜び」と2冠王者は決定に満足げ。興行はモンティエルを擁するサンファー・プロモーションが主催で、チアパス州政府が後援。アステカTVによってメキシコ全土に放映される。

黒木、再起戦勝利

 1日夜、後楽園ホールでWBC世界ミニマム級10位の黒木健孝(ヤマグチ土浦)が、3月のオーレードン挑戦以来の再起戦リングに上がった。ベテラン榎本信行(三迫)とのサウスポー対決に3回2分31秒TKO勝ちし、再スタートをきった。
 初回はたがいにフェイントをかけあう静かな展開。しかし3回、黒木が相手をロープに詰め多彩な連打を見舞う。榎本も必死に抵抗したが、クロス気味の左、右フックを決めてストップした。
 陣営は次戦(9月25日)で東洋太平洋王者のマイケル・ランデロ(フィリピン)に挑戦すべくオファーしているという。
 またセミに登場した日本ウェルター級1位井上庸(ヤマグチ土浦)はインドネシア王者スティービー・オンゲン・フェルディナンダスに8回判定勝ち。こちらも中川大資戦以来の再起を飾った。
 初回に右でダウンさせた井上だが、サウスポーのフェルディナンダスをとらえきることはできず。フルマークの判定勝ちだった。

王者西岡、V5戦はムンローと 

 WBC世界S・バンタム級チャンピオン、西岡利晃(帝拳)が1日、帝拳ジムで始動。練習前の会見では次のV5戦でレンダル・ムンロー(英)と秋に対戦することが発表された。開催地は日本か英国のどちらかで交渉中。
 ムンロー(30歳)は21勝9KO1敗のサウスポー。映像を少し見たという西岡は「ガードがしっかりしていて、手数が多い」とその印象を語った。世界戦では初めての対サウスポーとなるが「苦手としていません」と頼もしいコメント。「リードブローをもっと数多く使いたい」とテーマを持ってトレーニングに励む。
 また7月末に英国で開催されるWBCのイベント「ナイト・オブ・チャンピオン」に西岡が粟生隆寛とともに出席することも発表された。そこで西岡は2009年のWBC「ベストKO賞」を受賞するという。対象試合はもちろん、メキシコでゴンサレスを倒した一戦だ。28日に日本を出発する予定。